吹奏楽コンクールDの部

部員の感想


7月28日、埼玉県吹奏楽コンクールDの部に出場しました。結果は銀賞で出演24団体中第7位であったことを、遅ればせながら報告させていただきます。5月下旬にDへの出場が決まって以来死に物狂いで練習してきましたが、夢見た金賞にはあと一歩及びませんでした。この結果に対し感じることは人それぞれですが、演奏をお聞かせするということがどういうことなのかという点を始めとして、活動していく上での意識を1つに出来たことは大きな収穫でした。応援してくださいました皆様には今一度心より感謝申し上げます。

芸術家というものは自分の作品に常に責任を持たなければなりません。画家は色彩に、小説家は言葉に。そして音楽家は時間に。演奏を聞いていただくということは、お客様の時間をいただく行為でもあります。このことをバンドのメンバーが確りと認識してくれていたら、僕がここでリーダーをやってきた意味があるのだと思います。

少しだけ個人的な話をさせていただきますが、僕は幼少より然程努力しなくても大概の事は出来る子供でした。勉強も運動も。それだけにトロンボーンという楽器は、ある意味で生来初めての"壁"でした。どれ程練習してもまるで深層海流に乗っているようで日の目を見ることはありませんでした。
ここで苦労に苦労を重ねたから素晴らしい結末が待っていた、という風に話が進めば漫画のようで理想なのですが、残念ながら後味の悪いままどうやってAの部のメンバーをサポートするかという方向に繋がっていきます(^-^; 先日のブログとやや重複する点がありますことをお許しください。

管楽器経験皆無から自分の意思で入部し自分の意思で続けたこの部活で僕が成し得たはずの最良は、3年間で確り実力をつけて上位大会に繋がるA部門のメンバーに選ばれることでした。しかしそれが出来なかった僕に出来た2番手は、Dでバンド1つの責任を負うこととA出演者の演奏以外の負担を出来るだけ減らすようサポートすることの両立でした。"助ける"ことがこんなに大変かと思うことも屡々ありますが、誰もが笑顔でコンクールを終えるためにどうしても必要な立場でもあります。

誰かを助けることは
義務じゃないと僕は思うんだ
笑顔を見れる権利なんだ

SEKAI NO OWARIのHey Ho!という歌の歌詞です。誰かを支える立場の人はちょっと心に留めてみてもいいのかな、と思います。

8月10日で引退など聞いていませんので、西関東大会に繋がるよう全力応援します。

さらさらと流れてきてしまいましたね。脚本家の息子なのでもう少し表現豊かに文章を書けても良いような気もしますが、コンクールに出ての感想ということで思ったことを率直に書かせていただきました。楽しい雰囲気の文章は後輩2人に任せましたので是非御覧ください。ありがとうございました。
(3年Trombone R.T)


今まで沢山の本番を経験してきましたが、このDのコンクールはその中でもとても良いステージとなりました。ピッチや連符など本番に向けて練習を重ね技術を上げていきますが、「今までで一番良い」演奏が本番でできることはなかなかありません。しかし、このコンクールでは大きなミスもなく、私を含め多くの部員がベストを出せたように思います。そして何よりも、全員がコンクールに本気で臨めたことが演奏をより良いものにしたのだと思います。
私は、去年の秋にアルトサックスからテナーサックスに変わり、努力が成果に表れず本当に辛い時期もありましたが、仲間に支えられてここまでこれました。悔しい思いでDのコンクールに出た部員は私だけではありませんが、互いに支え合い、高め合い、たくさんの壁を乗り越えてきました。結果は銀賞でしたが、この夏の経験は今後の部活や、引退し卒業した後にも繋がる大きな糧となると思います。
私たちはここまでくるのに本当に多くの人に支えられてきました。これからはAのコンクールが始まるので、今度は私たちがAの人達が気持ちよく練習できるように全力でサポートしていきます!
(2年Saxophone Y.K)


いざ感想を書く!となっても何を書けば良いのやら…と悩んでしまったので、私が思ったことを素直に書きたいと思います。拙い文章ですが、最後まで読んでくださると嬉しい限りです。

越谷北高校、吹奏楽部に入部してから早数ヶ月、中学よりも沢山の事(それこそ、勉強以外でも)を毎日学んでいます。
中学時代はコンクール前日になっても気持ちが落ち着かず、あれはしていない、あそこは息が合わない、と不安要素がとにかくいっぱいで、気もそぞろでした。
結果を聞いても満足がいかなかったのはもちろんのこと、3年間の集大成を全て発揮でしたのか?と悔しい思いしかなかったです。

ですが!今年のコンクールは一味どころか二味も三味も違いました!!周りの先輩に不安なところを聞きまくりでしたが、合奏をするのが楽しくて仕方なくて、いつも笑顔が溢れていました笑
本番も毎日の濃い練習のおかげで悔いのない演奏ができました。

上手くまとまらないのですが、1番伝えたかったことは"緊張は演奏のいいスパイス"ということですかね笑
新しい経験を毎日体験できるというのはとても素敵なことです。
なので!これからも成長し続けたいです!!
本当にありがとうございました!!!
(1年Clarinet K.M)