『風に恋う』を読んだ部員の感想を掲載しています📖
心が暖かくなったり、苦しかったり、嬉しくなったり…まさに感情がジェットコースターに乗っているように上下しながら読み進めることが出来た1冊でした。
私たちの部活を題材に書いていただいた本なので、これは…!と思う部分も多く、取材には関わっていませんがすごく身近に感じて、読んでいてとても楽しく、また身近に感じるが故に涙なしでは読むことが出来ませんでした。
緊張感が伝わってくるオーディションのシーン。私も今年オーディションを何度も経験し、その度に苦しい思いを抱えていました。そんな時に読んだこの本でもオーディションで苦しむ部員が描かれていて、共感しながら読み進めていました。そして、挫折をしても立ち直って、コンクールメンバーと共に闘う登場人物たちから元気を貰って、自分もより努力を重ねることが出来ました。
部活に勉強、家族との関係…高校生は思っていたよりも忙しい。2年生になって、改めてそう感じます。来年は大学受験も控えています。そんな苦しい時期に、もう一度この本を読んで、自分は何をしたいのかをよく考えたいと思います。まだこの本を手に取っていない方にも是非読んでみてほしいと心から思います。
最後に、私がこれから音楽を続けていく上で心の底にずっと留めておきたいと思った一節をご紹介して終わりたいと思います。
『楽しく演奏しないと、音楽の神様は絶対に会いに来てくれない。』
ホームページ担当 2年 ホルン A.T
私たちの部活動を題材に本を書いてくださったことを本当に嬉しく思います。
…この本を受験の年に、そしてコンクールの時期に読んで良かったです。
1年前の自分には絶対にわからなかったことがつまった1冊なので、後輩たちにも受験生の年にもう1度読んでほしいです。
大学進学を本気で目指す私たちが、吹奏楽コンクールで全国大会を目指すことができるのか。
たしかに弊害はたくさんあります。
どちらも本気でやればやるほど辛くて苦しいです。
ですが、ステージでの数分間には言葉に表せないほどの幸せがあります。
音楽をやっていて良かったなと心から思います。
この本に描かれているようにたった12分間の演奏の裏にはたくさんのドラマがあります。
涙を流した部員がコンクールメンバーを支えてくれています。
私たちの演奏はステージの上の部員と指揮者とだけで作り上げたものではありません。
学年なんて関係ない実力社会。
受験だって、どれだけ部活に時間を割いてきたかなんて関係ない。
それでも私たちが、過去の先輩方が、闘ってこれたのはなにより仲間の存在が大きいのだと思います。
この本を通して、今自分はなぜ吹奏楽をやっているのか、わかったような気がします。
はっとさせられる部分がたくさんありました。
きっとどんな状況でも共感する部分があるのではないかと思います。
ぜひ、読んでみてください。
3年 フルート K.H
ホームページ担当者の勧めがあったので、読んでみました。
所々に「もしかしてこれって……」と思うところがあり、思わずクスリと笑ってしまいました。
主人公のようにひたむきに夢を追いかけたいと思える、そんな一冊でした。
1年 チューバ M.S
本を読んで泣く、という経験を人生で初めてしました。
最初は普通に読んでいましたが、途中で苦しくて苦しくてしかたがなくなって、泣きながら読み進めました。それくらい共感できる心情が描かれていました。
特に越谷先輩関連の話が心に響きました。
私の実力で彼に共感するというのはおこがましいと思うのですが、彼と同じ言葉を私は昨年新潟市民芸術文化会館の客席で呟いていました。その時のことが一気に思い出されて、また今の自分の状況も相まって涙が流れました。
親としての思い、先生の思い、生徒の思い。
自分が気づいていないこともあるんだろうな、こういうこと普段思ってたのかな、と現実の状況を重ね、ドキリとすることが多々ありました。
また、「これはあれのことかな?」などと関係者目線でも面白かったです。
ところどころに出てくる受験や勉強との両立に苦労する姿、もう北高生のようで…笑
昨年私はAメンバーではなかったため取材に直接関わることはできなかったのですが、所属している部がこの素敵な本に関わっているということがとても嬉しいです。
コンクール前のこの時期(コンクール前・受験期…)だからこそ、読んでよかったと思っています。
今3年生の人には特に、コンクール前に読んでほしい…!
ホームページ担当 3年 フルート R.S